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新型コロナ マスクが防いだ?美容室での感染

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米国ではマスクの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防効果をめぐって議論が巻き起こっている。こうした中、マスク着用の効果を裏付ける、説得力のあるエビデンスが、米ミズーリ州セントルイスを拠点とする感染症専門医のRobin Trotman氏らにより報告された。この報告書は、米疾病対策センター(CDC)が発行する「Morbidity and Mortality Weekly Report」7月14日号に掲載された。

 この報告書によると、今年5月、ミズーリ州のヘアサロンに勤務する2人の美容師がCOVID-19に罹患した。これらの美容師のうち、一人は8日間、もう一人は5日間にわたって症状があったが、マスクを着用の上で、約1週間にわたって139人の客の髪をカットした(客たちも全員がマスクを着用していた)。

 しかし、これらの客の中から感染者は出なかっただけでなく、客の接触者や、同じサロンに勤務する他の美容師たちへの感染も確認されなかったという。ただし、これらの美容師のうちの一人と同じ家に住んでいる4人の濃厚接触者の全員に、後の検査で新型コロナウイルス陽性が確認された。一方、もう一人の美容師の濃厚接触者からは、発症者は出なかった。

 この調査には関与していない米レノックス・ヒル病院の救急部門の医師であるRobert Glatter氏は、「このことから学ぶべきことは明らかだ。マスクには予防効果があるということだ」と指摘。また、「マスクには、症状の有無にかかわらず、COVID-19に罹患した人からの感染拡大を防ぐ効果がある。換気が良くない屋内では感染リスクが高まるため、何であれ屋内活動を行う際はマスクを着用するよう、強く促す必要…

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