ボストン発 ウェルエイジング実践術

亡きがらが語る新型コロナの特徴

大西睦子・内科医
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屋外飲食ができるようになり、レストラン前に設けられたテーブルで談笑する市民=米ニューヨークで2020年6月22日、隅俊之撮影
屋外飲食ができるようになり、レストラン前に設けられたテーブルで談笑する市民=米ニューヨークで2020年6月22日、隅俊之撮影

 新型コロナウイルスが世界に広がり始めて半年あまりが過ぎました。このウイルスが起こす病気は当初、「新型肺炎」と呼ばれましたが、今では肺だけでなく、全身にさまざまな異常を起こすことが分かってきました。この理解に至るには、亡くなった患者の解剖が重要な役割を果たしました。今回は、解剖で分かってきたこの病気の特徴を紹介します。

 新型コロナに感染して亡くなった患者の解剖結果が、今年4月10日に公表されました。これは米国で最初の公表事例の一つでした。

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。