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コーヒーは「健康のためでなく楽しみで」

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 コーヒーにはさまざまな健康上のメリットが認められる。しかし、あくまでも楽しむためにコーヒーを飲むべきであり、疾患の予防のために飲むべきではないとする総説(さまざまな研究結果を総合して論じる文章)が、「The New England Journal of Medicine」7月23日オンライン版に掲載された。筆頭著者であるシンガポール国立大学のRob van Dam氏は、「健康への影響を及ぼす食事性因子の中で、世界でこれほど多くの人がこれほど頻繁に曝露する因子は他にない。コーヒー摂取の影響を知ることは重要である」と述べている。

 van Dam氏によると、カフェイン入りコーヒーによる疾患リスクの増大は一般的には認められず、さまざまな疾患のリスク低下との関連が見られ、また「適量」のカフェインはほとんどの人にとって安全であるという。ただし、適量を超えて摂取すると、眠れなくなったりイライラしやすくなったりすることがあり、その量には個人差があると述べている。

 寝つきが悪くなったり、興奮、不安などの影響が見られたりした場合には、摂取する量や時間帯を調整することを同氏は勧めている。特に妊婦はカフェイン摂取量を1日200mg、12オンス(約350mL)のカップ1杯相当に抑える方が良いという。妊婦以外は、個人差はあるものの1日8オンス(約240mL)のカップで最大5杯までにしておいた方が良いとのことだ。

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