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「ウィズコロナ」下でのマスク着用法

医療プレミア編集部
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 20世紀のコロナウイルスは、ただの風邪症状しか起こさない平凡なウイルスでした。ところが、21世紀になって、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)を起こす高病原性のコロナウイルスが登場し、そして今、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。未曽有のコロナ禍は一旦落ち着きを見せたものの、第2波として日本の日常と常識を一変させながら拡大しつつあります。

 MERSやSARSのウイルスより新型コロナの病原性は低いと考えられているにもかかわらず、パンデミックを引き起こしたのにはわけがあります。症状が軽微、あるいは無い感染者が多く、見た目に元気な人が感染を広げるのです。ワクチンか特効薬が我々の手元に届くまで、用心深さが必要です。

 ウイルスには主に鼻と口から感染します。昔から感染予防の基本は、手洗いとマスクです。新型コロナ対策でも同じです。今回の新型コロナの特徴は“長生き”です。物体の表面で最長9日間生きている(感染力がある)そうです。マスクの外側でも7日間生きていました。一方、インフルエンザウイルスの物体表面での生存期間は2日間、麻疹ウイルスはわずか2時間です。生きた新型コロナに触れた手で顔をさわる前に、手洗いをしてください。

 「濃厚接触」の定義は、「マスク着用なしで1m以内の範囲で他者と15分以上の接触(会話)があった場合」です。マスクをしていれば、濃厚接触とはなりません。飛沫(ひまつ)…

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