ER Dr.の救急よもやま話

夏の食事 コロナ以外に食中毒もご用心

志賀隆・国際医療福祉大医学部救急医学教授(同大病院救急医療部)
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 新型コロナウイルスの感染が続いていますね。本来、夏は楽しんでみんなで食事をしたい季節です。ただ、せっかくの楽しいイベントが残念な結果になっては悲しいものです。ということで今回は、この夏の食事の仕方や、食中毒を避けるための注意点についてお話しします。

 前回の記事「夏のお酒の楽しみ方 熱中症とコロナにご用心」でも書きましたが、基本的には「手洗い」「マスク」「3密回避」の継続が大事になります。バーベキューなど屋外で食事をする際には、「密集」「密閉」「密接」のうち「密閉」がなくなりますので、新型コロナに感染する危険性は少し減ります。ただ、屋外であっても、お酒が入った時や、とても盛り上がってしまって互いにマスクをしない状態で「大声で話す」時は新型コロナ感染の危険性が高まりますので注意が必要です。

 集まって食事をする際には、次のような事項に気をつけて、ご友人・ご家族との時間を楽しまれることがよいかと思います。

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志賀隆

国際医療福祉大医学部救急医学教授(同大病院救急医療部)

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て20年6月から国際医療福祉大学医学部救急医学教授(同大学病院救急医療部)。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。