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糖尿病患者に起こりやすい低血糖とは?

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 糖尿病は、血糖値が高くなる病気として知られていますが、薬で血糖コントロールをしている人は低血糖を起こしやすいということをご存じですか。なぜ、低血糖が起こるのでしょうか。低血糖を防ぐ方法は?

 糖尿病患者に低血糖は無縁と思われがちですが、実は、糖尿病の治療で血糖値を下げる内服薬やインスリン製剤を使用している人に低血糖は起こりやすいのです。糖尿病は血糖値が高くなる代謝異常の病気なので、治療では血糖値を下げる、または上げないための食事療法と運動療法を基本に、必要に応じて薬物療法を行います。ただし、使っている薬の作用と、食事の量や回数、運動量などとのタイミングがずれると、血糖値が下がりすぎて低血糖状態になるのです。

 低血糖は、血中のブドウ糖濃度が正常値より低くなる状態で、一般には、血中濃度が70㎎/dL以下の状態を「低血糖」といいます。健康な人の場合、血糖値は食事や運動などの影響を受けながら70~140㎎/dLで変動しており、60㎎/dL以下になることはほとんどありません。しかし、糖尿病患者の薬物治療で副作用として起こる低血糖では、60㎎/dL以下になることもあります。

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