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薬と陽光で出る肌の異常「光線過敏症」って

高垣育・薬剤師ライター
 
 

 湿布を貼ったまま、太陽の下でスポーツやガーデニングを楽しんだ。後で湿布をはがすと、貼っていた部分が赤くなっていた。

 こんなことがあったら、薬のせいかもしれません。私たちに身近な、痛みや腫れを抑える湿布薬や塗り薬、血圧の薬などには、光に反応して「光線過敏症」という副作用を起こすものがあります。安全に薬を使い続けるには、紫外線が強く光線過敏症を起こしやすい季節、つまり春、夏、秋には念入りに予防することが大切です。

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薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。