医療・健康Tips

汗の季節に増加  金属アレルギーにご用心

  • 文字
  • 印刷

 金属アレルギーはその名の通り、金属に触れることで起こるアレルギー反応です。金属は汗や唾液などの体液に長時間接触していると、溶出してイオン化し、皮膚から体内に入り込みます。そして、体内に取り込まれた金属イオンを、体の免疫機能が異物だと判断すると、次に同じ金属に触れたときにアレルギー反応が起こるのです。他のアレルギーと同様に、一度アレルギー反応が起こると、アレルギーそのものを治すのは困難です。

 日本人の10人に1人が金属アレルギーをもつともいわれます。多量に汗をかく夏に発症数が増加しますが、高温多湿の環境、皮膚や粘膜の炎症、皮膚と接触する頻度、時間、範囲なども金属のイオン化に大きく関係します。体内に取り込まれた金属の大部分は尿から排泄されますが、汗腺からも一部が排出されます。

 原因となる金属製品としては、ネックレスや指輪、イヤリング、ピアスなどのアクセサリー類があります。症状は、かぶれやかゆみ、湿疹、小さな水疱などの皮膚炎。首やうなじ、耳たぶ、手首、腹部など、皮膚に直接触れる部位に多く見られますが、症状が強い場合は接触している部位だけでなく離れた部位や全身に症状が広がることがあります。

この記事は有料記事です。

残り2372文字(全文2873文字)