医療・健康Tips

ストレス・不安が引き金になる過換気症候群

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 強い緊張や不安を感じた時に、呼吸が激しくなり、息苦しさを感じて一層不安がつのってしまうのが過換気症候群です。どのように対処すればいいのでしょうか。

 過換気症候群(過呼吸症候群)は強いストレスを感じた時などに、突然、呼吸が苦しくなる発作に見舞われます。子どもや若い女性に多く見られますが、性別や年齢にかかわらず発症する例も。正しい知識や、発作時の適切な対処法を知り、自分や周りの人のケアにつなげましょう。

 過換気症候群は、強い緊張や不安などの精神的なストレスが引き金となり、発作的に呼吸が速くなる「過呼吸発作」という状態に陥ります。体内の二酸化炭素が必要以上に呼気として排出されてしまい、血液がアルカリ性に傾くことで、全身にさまざまな症状が現れます。子どもや、10〜20代の若い女性が発症しやすいといわれていますが、男性や高齢者が発症することもあります。

 発作が起きている間、血液中の二酸化炭素濃度が低下したことを脳が感知して、二酸化炭素の排出を止めようと、呼吸を抑制する方向に働きます。そのせいで本人は「息ができない」と感じ、さらに呼吸が乱れてしまうという悪循環に陥ることも珍しくありません。

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