子どもは3密で育つ!?~コロナ時代の学校から

突然の休校は子供の「生活」を不安に

岡崎勝・小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人
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 今年2月27日、政府からの突然の要請で、3月2日からの全国一斉休校が決まったときには、学校中が驚いた。「卒業式どうするんだよ」という声が子どもたちや保護者から上がったし、ボクが担当していた小学3年生の子どもは「先生、来週の理科の実験遊び(理科の実験教具を使っておもちゃを作る)はできるのかな?」と聞いてきた。しかし、そのときはまだ、子どもたちから、「早めに休みになって、なんだかうれしい」という気持ちが伝わってきた。しかし……。

 はっきり言うけれど、その時点での子どもには「勉強が遅れる」という意識がほとんどない。特別に春の行事や部活の大会や発表会ができないという一部の子どもの困惑や不満はあったかもしれないが、大方の子どもたちは、勉強のやり残しもあるけど、春休みが早く始まったんだな……くらいのものだった。

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岡崎勝

小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。