口から守る! あなたの健康

大切な乳児と母の口の健康

医療プレミア編集部
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マイナス1歳のお口の健康

 おなかの中にいる赤ちゃんにはもちろん歯は生えていません。しかし、歯胚という歯のもととなるものは、お母さんのおなかの中で、妊娠6~7週ごろにはできてきます。また、9週を過ぎると口を開けるようになったり、12週ごろには瞬間的に口を閉じたり、羊水を飲み込んだりするようになります。お母さんが妊娠に気づいた頃には、もう赤ちゃんのお口の発達も始まっているなんて、すごいことですね。24週くらいから、おっぱいを吸う動きである哺乳(吸啜<きゅうせつ>)も始まり、30週前後にはそれがはっきりしてきます。おなかの中で自分の指を吸い羊水を飲み込んで、生まれたらすぐにおっぱいから栄養をとれるよう、準備をしているのです。

 赤ちゃんのお口の健康のためには、お母さんも健康でいることがとても大切です。妊娠中はお母さんのお口の衛生に気を付けること、栄養をしっかりとって赤ちゃんに届けることが大事になります。

栄養で気を付けること

 妊娠中は、食べ過ぎても食べなさ過ぎても、どちらもあまりよくありません。食べ過ぎて肥満になると、お母さんが妊娠性高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気になったり、出産時には、微弱陣痛や早産などのリスクが起こりやすくなったります。一方、栄養がしっかりとれずにやせてしまった場合には、赤ちゃんに栄養が届かず、低出生体重児(出生時の体重が2500g未満)となる可能性があるとされています。お母さんのおなかの中で栄養がしっかりとれないと、赤ちゃんは将来、生活…

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