人生の筋トレ術

健康オタクの落とし穴 中高年男性の脂肪肝

西川敦子・フリーライター
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 シュンスケさんは自他ともに認める健康オタク。たばこは吸わないし、めったにお酒も飲まない。朝食は果物のみで、夕食も野菜中心のヘルシーなメニューだ。それだけに、人間ドックの結果に「肝機能 再検査」の記載を見つけたときはがくぜんとした。

 「ショックだよ……。γ(ガンマ)‐GTPは基準値なのに」。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で後輩の女性にぼやいたところ、「もしかして脂肪肝じゃないですか」と返信があった。「実は、私もなんですよ。病院でダイエットのしすぎって言われました」。ムンクの「叫び」風のスタンプを返したが、心の中はまさにそんな感じだ。なぜ、食事に気を遣っているのに脂肪肝になるのか。肝臓に脂肪がついたオレはこの先どうなってしまうのか――。

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西川敦子

フリーライター

にしかわ・あつこ 1967年生まれ。鎌倉市出身。上智大学外国語学部卒業。釣り関連の編集プロダクション勤務、温泉仲居を経て、2001年から執筆活動。経済誌、新聞、人事関連雑誌などで、メンタルヘルスや家族問題、働き方をテーマに取材を続ける。著書に「ワーキングうつ」(ダイヤモンド社)など。