無難に生きる方法論

繊細な人は低体温にご注意

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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 新型コロナウイルスのまん延に伴って、飲食店や医療機関に入る時に体温をチェックされることがあります。多くの人が出入りするために接触して体温を測定できないことから、間接的に体温を測る装置が用いられます。

 体温の測り方にはいろいろあります。昔なら、医療機関などでは口の中や肛門に体温計を入れるのが一般的でした。家庭では水銀体温計を使って脇の下で測っていましたね。水銀体温計は、破損した場合に有毒な水銀が拡散するという理由から姿を消しました。

 最近では耳や額などにかざして、一瞬で測れる体温計がよく使われています。赤外線エネルギーを感知して測定する非接触型の体温計です。口の中や肛門、耳の奥などは「深部体温」といい、体の本当の温度を測定できるとされています。

 非接触型の体温計はおおむね安定したデータが得られますが、周囲の環境に影響されることもあります。表面的な赤外線エネルギーを測定していますので、必ずしも深部体温と一致するとは限らないのです。

ストレスで変わる表面…

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。