
緑茶やコーヒーが好きな2型糖尿病患者は長生きするかもしれない――。毎日4杯以上の緑茶と2杯以上のコーヒーを飲むという習慣が、約5年間の追跡期間中の死亡リスクが63%低いことと関連しているという研究結果が、「BMJ Open Diabetes Research and Care」10月21日オンライン版に掲載された。毎日1杯の緑茶またはコーヒーでも、死亡リスクがそれぞれ15%、12%低いことと関連していたという。
論文の筆頭著者である九州大学大学院病態機能内科学の小森田祐二特任助教は、「緑茶やコーヒーなどの身近な飲み物に、2型糖尿病の健康増進効果があるかもしれない。これらの摂取量が多いことが、死亡率の低さと関連していた。さらにその効果は相加的であると見られる」と語っている。ただし小森田特任助教は、この研究が観察研究であり因果関係には言及できないこと、および教育や収入、家族歴などの、結果に影響を与える可能性…
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連載:ヘルスデーニュース
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