実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ スウェーデン流対策の人気と現実

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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スウェーデンの国旗と首都ストックホルムの風景(ゲッティ)
スウェーデンの国旗と首都ストックホルムの風景(ゲッティ)

 2020年11月2日、スウェーデンの公衆衛生学者で、同国の新型コロナウイルス対策を指揮するアンデシュ・テグネル氏が日本記者クラブでオンライン会見を行いました。新型コロナウイルスが流行しだしてから、世界各国で公衆衛生学者(疫学者)がメディアに登場する機会が増え、一気に有名になることが増えてきています。この中で、スウェーデンのテグネル氏の人気は他国の学者に比べて群を抜いています。フェイスブック上にはテグネル氏のファンクラブがあり、氏の顔がプリントされたTシャツが販売され、なんと応援ソングまであるそうです。さらに驚くべきことに、氏の顔のタトゥーを腕に入れたファンもいるとか。ただし、テグネル氏の言動には厳しい批判もあります。今回は、氏の記者会見や、スウェーデンの新型コロナ対策に関する報道記事を参考に、同国の実態をみていきましょう。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト