いきいき女性の健康ノート

「性教育後進国」日本で緊急避妊薬の市販薬化が必要な理由

福島安紀・医療ライター
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日本で承認されている先発薬「ノルレボ錠」(左)と、未承認の海外輸入薬=2019年
日本で承認されている先発薬「ノルレボ錠」(左)と、未承認の海外輸入薬=2019年

 性交後に服用し意図せぬ妊娠を防ぐ緊急避妊薬の市販薬(OTC:Over The Counter=薬局のカウンター越し=に売買される一般薬)化を求める声が高まっている。市民団体の「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト」は、10月27日、緊急避妊薬を薬局の購入できるよう求める要望書を約10万人の署名と共に田村憲久厚生労働相に提出した。内閣府の男女共同参画に関する有識者会議では、11月11日、「処方箋なしで緊急避妊薬を利用できるように検討する」方針を盛り込んだ第5次男女共同参画基本計画案について議論された。緊急避妊薬とはどのような薬で、なぜ市販薬化が必要なのか。この連載では以前、緊急避妊薬について取り上げているが、改めて、同プロジェクトの共同代表で産婦人科医の遠見才希子(えんみ・さきこ)さんに聞いた。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。