あなたのおくすり手帳

「薬局からの連絡」が健康に役立つ理由

高垣育・薬剤師ライター
  • 文字
  • 印刷
 
 

 「最近、通っている薬局からの連絡が増えた」。こんな方はいらっしゃいませんか。実は9月1日に改正医薬品医療機器等法(薬機法)などが施行され、薬剤師は患者への「フォローアップ」をすることが法律で義務づけられました。つまり「薬局で薬を渡せば仕事は終わり」ではなく「患者が帰宅した後も薬の使用状況などをきちんと把握し、適切なアドバイスをしなければいけない」ということです。患者側からみれば「病院で話したことをもう一度、薬局で話さないといけないのは面倒だし時間のムダ」と、わずらわしく感じる方もいるかもしれません。それでも義務化されたのは、フォローアップがあったほうが、患者の健康や安全にプラスだからです。さて、フォローアップとは具体的にどんなことでしょう。義務化で、患者が支払う医療費は増えるのでしょうか。また、対象となるのはどのような人でしょうか。

この記事は有料記事です。

残り2711文字(全文3083文字)

高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。