「たこつぼ心筋症」という変わった名前の病気があることを知っていますか。急激な心身のストレスがきっかけとなって発症する心筋症で、地震や台風などによる災害の後に発症する人も多いといわれています。いったいどんな病気なのでしょうか。
突然の激しい痛みと息苦しさ
たこつぼ心筋症は、1990年に日本で初めて報告された病気です。心臓の一部が収縮しなくなって、心臓がたこつぼのような形になることで名づけられました。突然の激しい胸の痛みと、息苦しさを訴える症状は、急性心筋梗塞と似ています。
症状だけでは、急性心筋梗塞との区別がつかないため、すぐに循環器科を受診することが重要です。心電図、胸部X線検査、血液検査、心臓超音波、冠動脈造影検査などを行って、急性心筋梗塞をはじめ、生命に危険が迫る病気かどうかを確認します。
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