口の中、とくに舌の裏側などに液体の入った腫れものができることがあります。ガマガエルの喉に似ていることから「ガマ腫」といわれています。「ラヌラ」とも呼ばれ、ラテン語の小さなカエルという意味の「rana」に由来しているといいます。いったいどのような病気でしょうか。
口内炎のような痛みはないが
ガマ腫は、口の中にできる「嚢胞(分泌物が袋状にたまる病態)」と呼ばれる袋状のできものです。「口底部」といわれる舌の付け根あたりにできるものを「舌下型」といい、10〜30代の女性に多く、男性の3倍ともいわれています。あまり多くありませんが、「顎下型」といって顎の下側にできることもあります。また、両方を合併する「混合型」もあります。
口の中の違和感や圧迫感などで気づきます。口内炎のような痛みはありませんが、腫れの程度や場所によって話しにくさや、食事のしにくさを感じることもあります。噛んで袋が破れると、どろっとした粘度の高い液体が出てきます。
この記事は有料記事です。
残り987文字(全文1405文字)
投稿にはログインが必要です。
連載:医療・健康Tips
- 前の記事
- ストレスが引き金で起きる「たこつぼ心筋症」
- 次の記事
- 食べ物の好き嫌いは遺伝子から?
注目コンテンツ