実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ 受験シーズンに心配なこと

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 日本の受験シーズンは1月から3月です。現在、新型コロナウイルスの感染者は全国で1日に少なくて2000人弱、多ければ3000人を超えて、とどまる様子がありません。大学受験を控えた受験生やその保護者の方たちは不安にさいなまれているのではないでしょうか。感染すれば受験会場に行けませんし、感染を隠して受験するわけにもいきません。しかし、どれだけ理性的、道徳的な人でも「自分が(あるいは自分の息子・娘が)受験当日の朝に微熱が出たとすれば、病院に行くのではなく解熱鎮痛剤を飲んで受験会場に向かおう(あるいは向かわせよう)」という思いが頭をよぎらないでしょうか。今回は、受験における新型コロナウイルス対策の問題点を整理し、あるべき姿を私見を取りまぜて紹介したいと思います。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト