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食べ物の好き嫌いは遺伝子から?

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 家族の食の嗜好が似ているのは、長年、同じ食卓を囲んできたせいだろうと思う人は多いのではないでしょうか。しかし近年、食の好みに遺伝子が関与するという研究報告が相次いでいます。2020年1月には日本人の食習慣に影響する遺伝子が明らかになりました。

食品の摂取頻度など16万人の解析で明らかに

 理化学研究所と複数の大学の共同研究グループが、日本人約16万人の大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、食習慣に関連する領域(遺伝子座)を解明。さらにこれらの遺伝子座が病気や臨床検査値にも関連することを明らかにしました。GWASとは、ゲノム(遺伝情報)のうち、身長、体重、病気などと遺伝的変異との関連を統計的に調べる手法を指します。

 調査の項目は、飲酒量・飲酒歴、飲料(コーヒー、緑茶、牛乳)の摂取頻度、食品(ヨーグルト、チーズ、納豆、豆腐、魚、小魚、野菜、肉)の摂取頻度の13項目。約16万人の遺伝学的解析を行ったところ、延べ10項目について新たに9つの遺伝子座の関連がわかったということです。これまでにも、アルコールやコーヒーなどでは遺伝的な要素の関与が報告されていました。

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