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スマホが関連? 突然発症する急性内斜視

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 正面を見ているときに、黒目が内側に寄ってしまう内斜視のうち、生後6カ月以降に発症するものを後天内斜視といい、このうち突然発症する内斜視を「急性内斜視」といいます。これまではごくまれな疾患でしたが、ここ3年で10代を中心に約3倍に増えているという報告があります。

10代で急増 特徴は二重に見える複視

 患者が急激に増えている要因として挙げられているのがスマートフォンの使用です。スマホが普及した時期と患者の増えてきた時期が重なっていることもあり、ゲームなどで小さな画面を長時間見つめ続けることが、急性内斜視の発症に影響している可能性が指摘されています。

 浜松医科大学の研究グループが日本弱視斜視学会と日本小児眼科学会と連携し、小児眼科医など1083人に対し行った調査によると、2018年の1年間に4割以上の医師が5~35歳の急性内斜視の患者を診察していました。このうち約8割が発症にデジタル機器が関連したと考えられると回答しています。しかし、因果関係については科学的にまだはっきり証明されていないのが現状です。

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