カルシウムは骨を丈夫にして骨折を防ぐ、というイメージが一般的でしょう。特に成長期や妊娠中、また骨粗しょう症予防にとっても、欠くことのできない栄養素の1つ。ただし、過剰にとり過ぎると、さまざまなリスクがあることがわかってきました。
「骨折予防効果なし」、心血管疾患リスクの報告も
体内のカルシウムのほとんどは骨や歯に存在し、ごくわずかな量が細胞内や血液、筋肉などに含まれています。このため、カルシウムを摂取すれば骨が丈夫になり骨折も防げると考えがちですが、それを否定する研究結果が海外で発表されています。
ニュージーランドのオークランド大学の研究グループは、食事やサプリメントでカルシウムの摂取量を増やしても、骨折を予防する効果はなかったと報告しています。
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