
他の勉強は支障がないのに、計算する、数をもとにした推論をするといった算数・数学の分野だけが極端に覚えられない場合を「算数障害(ディスカリキュア)」といいます。40~50人に1人の割合で見られる「学習障害」のひとつといわれます。早く気づいて、適切に対処することが有効です。
他の学習はスムーズにできる先天的な障害
算数障害は、知的発達の遅れに起因するものではなく、聞く、話す、読む、書くなど、他の学習はスムーズにできるのですが、数というものの理解ができず、算数・数学に関して学習能力が極端に伴わない場合をいいます。
脳の中枢神経系は、主に五感によって感知した情報を処理し、記憶し、関連づけて、必要なときには取り出すという働きをしています。この中枢神経系のどこかが十分機能していないのが原因と考えられています。しかし、まだ医学的に詳細がわかっているわけではありません。
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