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鼻の中にかさぶたができる 萎縮性鼻炎とは?

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 鼻づまりは、ごく身近な鼻の症状ですが、慢性化したうえに「鼻がくさい」と感じたら、「萎縮性鼻炎」という病気かもしれません。いったい何が原因で悪臭を生じるのでしょうか。どんな治療をするのでしょうか。

粘膜が薄く硬くなり、出血や鼻詰まり、頭痛も

 萎縮性鼻炎は、慢性鼻炎の1つで、鼻の奥の空洞部分=鼻腔の粘膜が萎縮することによって起こります。鼻腔には、空気に含まれる異物の排除や、加温、加湿といった役目がありますが、鼻腔粘膜が萎縮して薄く硬くなると、粘膜細胞にある線毛という異物などを排除するために自動で動く表面にある微細な毛がなくなり、粘液の分泌も減ってしまうため、これらの機能が正常に働かなくなります。

 症状が進むと、粘膜が萎縮して広くなった鼻腔に、大量のかさぶたがこびりつくようになり、そこに雑菌が繁殖すると、悪臭を生じることがあり、鼻息がにおう、鼻くそがくさいと感じるようになります。これが「臭鼻症」とも呼ばれる理由です。また、大量の鼻出血や、鼻の奥に黄色いうみがたまるので、強い鼻づまり症状もみられます。鼻閉による頭痛や、目の奥の痛みなどを併発することもあります。

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