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赤ちゃんのおしりの赤みに注意 肛囲溶連菌性皮膚炎 

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 赤ちゃんのおしりが赤くなる原因は、おむつかぶれだけではありません。デリケートな皮膚には病原菌がはびこりやすく、その1つに溶連菌感染があります。溶連菌がもたらす皮膚炎はどういうものなのでしょうか。

肛門の周囲が真っ赤になることも

 溶連菌は、正式には「溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)」という細菌です。咽頭や皮膚の表面に生息するごくありふれた細菌ですが、免疫が弱ったときなどに増殖し、咽頭炎や扁桃炎を起こしたり、引っかき傷などに二次感染し、全身にあっという間に湿疹が広がる「とびひ(伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん)」の原因菌になったりすることでも知られています。

 この溶連菌の感染により、肛門周辺に紅斑ができるのが「肛囲溶連菌性皮膚炎(PSD)」です。PSDはあまり聞きなれない疾患名かもしれませんが、乳幼児に症例が多いという報告などがあり、広く認知されつつある皮膚病です。

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