脳と心の再生カンファレンス

コロナ禍で注意したい薬物乱用頭痛

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は、この感染症にかかった人だけでなく、さまざまな病気の患者さんに影響を及ぼすだろうと言われています。とりわけ生活習慣病などの患者さんが、感染を恐れて通院を控えたり、病床や医療従事者の不足で受診できなかったりすることで、後々重度の合併症を起こすことなどが懸念されています。大規模な流行が起きたアメリカでは、カリフォルニア州やニューヨーク州などで日本の外出自粛よりも厳格な都市封鎖が行われたため、同様の懸念があるようですが、一部の報道によると、より深刻なのは薬物依存で治療中の患者さんの状態悪化だそうです。

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。