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子供のアレルギー 初の大規模調査

医療プレミア編集部
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山本貴和子・国立成育医療研究センターアレルギーセンター総合アレルギー科医長=国立成育医療研究センター提供
山本貴和子・国立成育医療研究センターアレルギーセンター総合アレルギー科医長=国立成育医療研究センター提供

 国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が、全国約9万3000人の子どもを3歳まで追跡したアレルギーの調査結果を発表した。全国的な大規模調査は初めてという。食物アレルギーの原因となる食物で最も多いのは鶏卵で、同センターは離乳初期に摂取を開始するようさらなる啓発や実態調査が必要と指摘。また、アトピー性皮膚炎については「過小診断されている可能性がある」として、医師が正しく診断するとともに、保護者も新型コロナウイルスが流行する中でも「受診を控えず、症状があれば相談を」と呼びかけている。【くらし医療部・御園生枝里】

 調査は環境省が進める「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)の一環で実施した。2011年1月~14年3月に登録した妊婦から生まれた子ども約9万3000人が対象。母親の妊娠中から3歳まで、アレルギー症状や疾患などについて定期的にアンケートを記入してもらい、そのデータを分析した。論文は世界アレルギー機構の専門誌(電子版)に掲載された。

13人に1人が「アレルギー」

 原因となる食物を食べて嘔吐(おうと)や血便…

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