百年人生を生きる

ステイホームを支援する 町会の新しい形

星野哲・ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
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コロナ禍のなか始めた青空休憩所で体操
コロナ禍のなか始めた青空休憩所で体操

 コロナ禍で、自治会の行事も中止の案内が目立つ。だが、こんなときだからこそ「つながり」を感じてもらいたいと、東京都三鷹市の「井の頭一丁目町会」は、密を避けた屋外での交流の場や、「一人ではない」と感じてもらえるように工夫した「ステイホーム応援事業」を精力的に続ける。活動は多世代交流を基本理念に、子どもからシニアまでだれもが参加できるよう配慮する。そればかりか、町会メンバーに限らず誰でも参加できるようにと行事の門戸を開き、町会報など情報発信もインターネットで公開する。「開かれた」町会は、ともすると近くて遠い存在になりがちな自治会の一つの新たな可能性を示している。

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星野哲

ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。「つながり」について考えるウエブサイト「集活ラボ」の企画・運営も手がける。著書に『人生を輝かせるお金の使い方 遺贈寄付という選択』(日本法令)、「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。