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新型コロナ 子供のマスクは「努力目標」で

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
 
 

 新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が2月17日から始まりました。まず接種を受けるのは医療者で、医療者の次に優先順位が高いのは高齢者です。一方、小児はワクチンの安全性が確立されていないこともあり、現時点では対象になっていません。感染しても大半は軽症で済むこともあり、小児の新型コロナ対策は後回しにされているのでしょう。ですが、このままでいいのでしょうか。今回は子供たちへのあるべき対策について私見を述べたいと思います。

 新型コロナに関して小児への対策が大きな議論になったのは2020年2月末、当時の安倍晋三首相が休校要請をしたときです。この時、世論は大きく分かれました。私自身は、当時はエビデンス(医学的証拠)がないとはいえ、未知の感染症で何が起こるか分からない状態でしたから、首相の判断はいたしかたない、と考えました。

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太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。