前回、「学校託児所論」の紹介をした。今回は、「学校でする勉強や学び」について考えてみたい。「学校は勉強するところ」と当然のように世間では言うけれど、子どもたちにとって勉強とは何か? 国語で教科書を読んだり、算数で計算問題や文章題を解いたりすることをイメージしている人もいるだろうが、実際の学校現場ではそれほど単純なものではない。

 コロナ禍で、「やっぱり子どもは家より学校で勉強する方がいいわよね」という親たちの声を聞くが、じゃあ、子どもは学校で、何をどんなふうに勉強しているのか? そう問われたとき、読者が抱くイメージと現実の学校はちょっと違うのである。

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岡崎勝

小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。