実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ ワクチン接種でマスクは外せる?

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 最近ある患者さんから聞いた話を紹介しましょう。その方は、ぜんそくとアトピー性皮膚炎で太融寺町谷口医院に長年通院している30代の男性で、飲食店で働いています。診察の終わりに「コロナ対策きちんとしていますか」と尋ねてみると、次の答えが返ってきました。「勤務先では一人もいないんですけど、同じビルの店舗の人たちはかなり感染してるんです。昨日エレベーターで出会った人から『まだかかってないんですか?』って不思議がられたんですよ」

 少々の誇張があるのかもしれませんが、この男性の周囲にはすでに感染した人がそれなりにたくさんいるのは事実のようです。すでに感染した人たちどうしが接するときは、新型コロナ流行前と同じようにマスクをしないそうです。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。