医療プレミア特集

「筋肉体操 時間を詰めて高密度に」 谷本さんに聞く/下

医療プレミア編集部
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谷本さんは高密度の筋トレを推奨する。谷本さんの日々の筋トレは1回20分だという=谷本さん提供
谷本さんは高密度の筋トレを推奨する。谷本さんの日々の筋トレは1回20分だという=谷本さん提供

 NHKのテレビ番組「筋肉体操」でおなじみの近畿大生物理工学部の谷本道哉准教授(48)。短時間での高密度な筋トレや「キツくてもつらくない」など前向きな声かけが特徴だ。子どもの頃から筋トレ好きだったのだろうか。「上」に引き続き、幼少期のエピソードから「筋肉体操」で一躍有名になるまでを聞いた。【くらし医療部・石田奈津子】

きっかけは「ハルク・ホーガン」

 ――子どもの頃から運動習慣を持っていたのですか。

 ◆僕が子どもの頃はプロレスブームでした。アメリカのハルク・ホーガンという2m以上ある選手が、自分より体の大きいアンドレ・ザ・ジャイアントという選手をぶん投げるんです。そこにマスキュリン(男性的)な魅力を感じていました。「ムキムキで見た目かっこいい。自分もこうなりたい」と思い、筋トレを始めました。小学3年のクリスマスプレゼントに、親に鉄アレイを買ってもらいました。もうサンタクロースはいないことを知っていたので、25日の朝まで待てなくて、24日の夜に親に出してもらいました。それくらい「今すぐやりたい」という気持ちが強かったんです。

 ――習い事や部活もしていたのですか。

 ◆小学校は水泳を習っていました。中学校では、兄がバレー部でエースだったので後を追ってバレー部に。高校からはラグビーです。ただ肉離れを繰り返したため、残念ながらほとんどできませんでした。ほぼ筋トレとキックの練習だけやっていました。大学でもラグビーをやろうと思いましたが、1試合やったらまた肉離れに。「走る競技はもうできない。それなら走らない競技を」ということで空手を始めました。当時はK1で有名な正道会館が「格闘技オリンピック」というのをやっていた時期です。ハルク・ホーガンが自分より大きい選手を投げて憧れたという話をしましたが、僕もとにかく重量級の選手と対戦するのが楽しかったです。

「でっかいことを」と阪大工学…

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