多民族時代の健康パスポート

新型コロナ 五輪開幕までに必要な準備

濱田篤郎・東京医科大学特任教授
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5者協議をする大会組織委員会の橋本聖子会長(中央)。オンラインで参加する(左から)東京都の小池百合子知事、IOCのバッハ会長=東京都中央区で2021年3月20日(代表撮影)
5者協議をする大会組織委員会の橋本聖子会長(中央)。オンラインで参加する(左から)東京都の小池百合子知事、IOCのバッハ会長=東京都中央区で2021年3月20日(代表撮影)

 3月20日に国際オリンピック委員会(IOC)や政府、東京都などによる5者協議が開催され、東京五輪への海外観客の受け入れ断念が決定されました。国内の観客をどれだけ入れるかは、4月末までに結論を出すとのことです。決定の背景には、予定通り7月23日にオリンピックを開幕するという、IOCや政府などの意向があります。開幕を目指して3月25日からは聖火リレーがスタートしました。このように五輪開催を前提に物事が進む中で、新型コロナウイルス対策をどのように進めていったらいいのでしょうか。現在の流行状況から4カ月後の開幕までに準備すべきことを解説します。

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濱田篤郎

東京医科大学特任教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。19年3月まで「旅と病の歴史地図」を執筆した。