新型コロナウイルス禍、「おうち時間が増え、外へ出ることが少なくなった」というのは大人だけでなく、子どもたちも同じだ。この1年で子どもたちの運動量や活動量は激減したと思われる。感染症対策に配慮せざるを得ない社会の中で、子どもたちの体が影響を受けていることは確かである。

 実は、子どもたちの体の変化は今に始まったことではない。しかも、コロナ禍でその傾向が一層強まったといえそうだ。

 1980年代までは、「子どもの全体的な発達」や「心身の偏りのない成長」という言葉が教育論議では基本であった。分かりやすく言えば、知力や体力そして精神力や社会性・道徳性など、さまざまな側面から子どもの成長や発達を促すべきだという考え方である。

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小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。