百寿者に学ぶ バランス健康術!

乾燥肌のケアを忘れずに!

米井嘉一・同志社大学教授
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乾燥肌は多くの人の悩みの種
乾燥肌は多くの人の悩みの種

 今回は皮膚老化の中でも乾燥肌のお話をしたいと思います。

 皮膚の老化の仕方は人それぞれですが、乾燥肌に悩む方はきっと多いはずです。皮膚の老化度(「老化のサインはお肌から」参照)を測定すると、乾燥によって肌から水分や油分が失われ、うるおい年齢が老化することが分かります。しかし、乾燥肌をあなどってはいけません。乾燥肌が怖いのは、肌の表面のバリアー機能が低下することなのです。

 皮膚のバリアー機能には次のような働きがあります。

①外来物質の侵入をブロック:感染源、化学物質

②保湿機能:角層を主とした保湿

③紫外線防御機能

 水分や油分を失うだけでなく、外部の異物が体の内側へ侵入しやすくなるのです。それがアトピー性皮膚炎の原因にもなります。

アトピー性皮膚炎が起きる仕組み

 アレルギー反応では、はじめに原因となる物質であるアレルゲン(アレルギーのもと)があって、それが原因となって免疫反応(それがアレルギー反応です)が起きます。

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米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。