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女性に多く見られる鼓膜炎とは?

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 鼓膜(こまく)は外耳と中耳を区切っている厚さ約0.1mmの膜で、音を中耳にある耳小骨へと伝える重要な働きをしています。鼓膜炎は、この鼓膜に起きる炎症で、過度の耳掃除や風邪などをきっかけに20~40代の女性や幼小児に多く見られる病気です。

幼少児に多く、耳だれのない水疱性

 鼓膜炎は病態によって、鼓膜に水疱ができる水疱性鼓膜炎(急性鼓膜炎)と、鼓膜に肉芽といわれる組織細胞のかたまりができる肉芽性鼓膜炎(慢性鼓膜炎)とその他の3種類に分けられます。

 水疱性鼓膜炎は、幼小児に多いのですが激しい耳の痛みが特徴です。耳だれはありません。中耳炎に伴って発症することが多く、その場合には発熱や、耳鳴りなどを伴うことがあります。炎症が中耳や内耳に及ぶと難聴など聴力に影響が出ることもあります。耳の中を観察すると、鼓膜に大小さまざまな水疱が確認でき、水疱は1つだけでなく数個できていることもあります。

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