百年人生を生きる

持続可能な街へ 「ニュータウン」再生

星野哲・ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
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売り出し当時の広告を広げてみせる吉井信幸さん=横浜市で、筆者撮影
売り出し当時の広告を広げてみせる吉井信幸さん=横浜市で、筆者撮影

 高度成長期を中心に各地で開発が進んだ郊外型住宅団地「ニュータウン」の多くは、住民の高齢化が進み、いまや「オールドタウン」となっている。最後まで暮らしたいと願っても、商店街がさびれて日常の買い物が不便だったり、介護施設が足りなかったりするといった課題を抱えるところが少なくない。そんな中、住民と企業が協力してコミュニティーの再生に乗り出し、「持続可能な住み続けられる街」を目指す取り組みが注目されている。新型コロナウイルス感染拡大でテレワークを進める企業が増えたことを背景に、環境の良い郊外立地にあるニュータウンへの関心の高まりという「追い風」も吹く。

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星野哲

ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。「つながり」について考えるウエブサイト「集活ラボ」の企画・運営も手がける。著書に「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(2018年、幻冬舎)「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。