心の天気図

家庭内感染防ぐには 平時から家族で相談を

佐々木 司・東京大学教授・精神科医
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 4月の半ばから、一家全員が38度以上の発熱とせきに見舞われた。最初は保育園通いの1歳半の孫で、それから3~4日で長男夫婦と私がなった。私の場合、強い倦怠(けんたい)から始まり、せきの悪化、最後に38度を超える発熱の順だった。だるくて座っているのもつらいのだが、横になるとすぐに息苦しくなる。本当に困った。

 PCR検査で新型コロナウイルスは陰性だったが、それが分かるまでいろいろな心配が頭に浮かんだ。一家全員で入院、あるいはホテル療養するとしたら、孫はどう過ごさせたら良いのか、自宅療養なら、必要な買い物などはどうしたら良いのかなどだ。

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佐々木 司

東京大学教授・精神科医

東京大学医学部医学科卒。東大病院、財団法人神経研究所晴和病院での勤務を経て、トロント大学クラーク精神医学研究所に留学。帝京大学医学部講師などを勤め、2008年に東京大教授。生活習慣や環境的諸要因と「こころと体」の健康との関連の解明、学校精神保健教育プログラム開発などを進め、英文国際誌を中心に成果を発表している。日本不安症学会理事長、日本学校保健学会常任理事。一般向け著書としては「その習慣を変えれば『うつ』は良くなる!」、共著に「精神科医と養護教諭がホンネで語る 思春期の精神疾患」