思春期(12歳〜)のうつ病は、再発するリスクが高いとされ、成人後の社会生活に影響することも少なくありません。子どもの様子が普段と違っていたら、放置しないことが大切。そのために役立つ知識を紹介します。
自分では変えられない周囲の環境が影響
思春期のうつ病は決して珍しいものではありません。思春期の子どもの4.0~8.0%がうつ病にかかっているとされており、成人のうつ病と同じように、社会心理的なストレスや対人関係への不安が関係して発症に至ります。
思春期の子どもは、家族だけでなく、友人や教師などとの関係からも大きな影響を受けています。しかし、学校のクラスなど、自分の置かれている環境を自分で変えることができません。そうした中で、周囲にうまく適応できなかったり、強いストレスを受けたりしたことをきっかけにうつ病になってしまうケースが少なくないのです。
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