実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ 関西で第4波が広がったわけ

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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緊急事態宣言の朝、マスク姿で通勤する人たち=大阪市北区で2021年4月26日午前8時32分、望月亮一撮影
緊急事態宣言の朝、マスク姿で通勤する人たち=大阪市北区で2021年4月26日午前8時32分、望月亮一撮影

 私が院長を務める太融寺町谷口医院(以下「谷口医院」)では、2月中旬以降、新型コロナウイルス感染症の患者さんが激減しましたが、3月下旬から再び増加傾向にあります。しかし、以前のように「どこからも検査を断られて……」という人からの問い合わせはほぼなくなりました。これはおそらく検査を請け負う医療機関や検査会社が増えたからでしょう。

 谷口医院の近くには3000円でPCR検査が受けられる検査所もできて繁盛しています。格安のPCR検査(例えば、谷口医院が実施しているロシュ社製のPCRはこの何倍もの費用がかかります)には信頼性などの観点から反対する声もありますし、症状があれば公費で(無料で)受けられるのですが、それでも3000円で気軽にPCR検査が受けられるのは選択肢が広がり有用です。実際、そういった格安のPCR検査で陽性の診断が…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。