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赤ちゃんが低血糖に!先天性高インスリン血症

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 先天性高インスリン血症は、何らかの原因でインスリンが過剰に分泌され、血糖値が低くなってしまう病気です。新生児期や乳児期に多くみられ、3~4週で自然にインスリンの過剰分泌が治まる「一過性」のタイプと3~4カ月過ぎても改善しない「持続性」のタイプに分けられます。

幼児期以降にわかるケースも

 一過性のタイプは、妊娠中に糖代謝異常がみられた、低体重で生まれた、といった非遺伝性の原因によるものがほとんどです。一方、持続性の多くは遺伝子の変異が関係しており、インスリンの分泌に関係する遺伝子の変異に起因するものの発症頻度が高いことが明らかになっています。

 平成21~22(2009~2010)年の厚生労働研究での全国調査によると、先天性高インスリン血症の発症率は、持続性タイプが3万5,400出生に対して1人、一過性タイプは1万7,000出生に対して1人とされています。生後まもなく発症することが多い病気ですが、幼児期以降に明らかになるケースもあります。

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