医療・健康Tips

加熱しても油断禁物 ときには死を招く食中毒

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 冬の間は比較的少ない食中毒の発生件数は4~5月から増え始め、梅雨、盛夏にピークを迎えます。激しい下痢や嘔吐、腹痛、それでも数日で治るものもあれば、高齢者や子どもなどで緊急入院を余儀なくされたり、なかには死に至ったりする危険なものもあります。どのようにすれば食中毒を防げるのでしょうか。

手指の傷や荒れは食品につかないように

 食中毒の原因は、細菌(O-157、サルモネラ菌、ブドウ球菌など)、ウイルス(ノロウイルスなど)、寄生虫(アニサキスなど)、自然毒(毒キノコ、ふぐの毒など)などさまざまです。平成29年度の厚生労働省の調査では、食中毒の約10%が家庭で起きており、実際には調査に上がっていないもっと多くの家庭で発生していると考えられています。

 食中毒の予防でまず考えられるのは、生の肉や魚に気をつけることでしょう。調理前の肉・魚介類と、ほかの食材がふれないよう、まな板や包丁、箸などは別にするか、そのたびに洗う。また、調理するときは中心部の温度を75℃以上で1分間加熱することが目安となっています。

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