何らかのタスクをやり遂げるために、もう一本手がほしいと思ったことはないだろうか。実は、その実現に向けた科学者による取り組みは既に始まっている。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)認知神経科学分野のDanielle Clode氏らによる新たな研究で、そのような技術は脳に影響を与える可能性のあることが明らかになった。詳細は、「Science Robotics」5月19日号に発表された。
この知見は、現在進行中の、ロボット工学と3Dプリンターで作製された人工の指に関する研究から得られた。この指は“第3の親指(Third Thumb)”と呼ばれる。利き手にこの第3の親指を装着することで、本来であれば両手が必要な動作を片手だけでできるようになるという。
この記事は有料記事です。
残り1446文字(全文1777文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ