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脳の萎縮速度が欧米人より「7割遅い」南米の民族

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チマネ族の少年=チャプマン大提供
チマネ族の少年=チャプマン大提供

 産業革命以前のライフスタイルで生活している南米の先住民は、欧米先進国に暮らす人よりも脳の加齢変化のスピードが遅い可能性のあることが報告された。米南カリフォルニア大学のAndrei Irimia氏や米チャプマン大の研究者らが「The Journal of Gerontology, Series A: Biological Sciences and Medical Sciences」で5月26日に論文を公表した。

 ボリビアのアマゾンのへき地に約1万6000人が居住するチマネ族は、狩猟、採集、農作、釣魚による生活を送っている。加工食品を口にせず、ソファで過ごしたり動画サイトをストリーミングしたりしない。これまでの研究から、チマネ族では高齢者でさえ、肥満や高血圧、糖尿病、心血管疾患など、今日の先進諸国で一般的な疾患がほとんど見られないことが明らかになっている。Irimia氏らは、そのようなチマネ族は脳の健康状…

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