ER Dr.の救急よもやま話

新型コロナ ワクチン普及途上の夏をどう過ごす

志賀隆・国際医療福祉大医学部救急医学主任教授(同大成田病院救急科部長)
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65歳以上の高齢者に対する集団接種の様子=京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で2021年6月8日午前9時40分、塩田敏夫撮影
65歳以上の高齢者に対する集団接種の様子=京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で2021年6月8日午前9時40分、塩田敏夫撮影

 今まで日本は、大規模なワクチン接種を、国として新興感染症に行ったことはほとんどありませんでした。現在、新型コロナウイルスに対し、モデルナ社のワクチンやファイザー社のワクチンなど有効性の高いmRNAワクチン(ウイルスの遺伝子を使ったワクチン)が、医療従事者や高齢者、基礎疾患のある方にどんどん接種されつつあります。頻度は少ないにせよ、接種後にアナフィラキシー(重いアレルギー反応)を起こす方もいます。ワクチン接種を迅速に、しかも安全に行うことは容易ではありません。試行錯誤が批判されていますが、私は、国は今までの枠組みの中で精いっぱい努力をしていると思います。今回は、ワクチン接種が広がりつつある今、我々は夏をどう過ごすべきかについてお話しします。

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志賀隆

国際医療福祉大医学部救急医学主任教授(同大成田病院救急科部長)

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て20年6月から国際医療福祉大学医学部救急医学教授、21年4月から主任教授(同大成田病院救急科部長)。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。