実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナワクチン アナフィラキシーとは

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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接種後にアナフィラキシーで男性が倒れたとの想定で救急措置も行われた模擬訓練=神戸市中央区の神戸ハーバーランドセンタービルで2021年5月20日午後3時34分、山本真也撮影
接種後にアナフィラキシーで男性が倒れたとの想定で救急措置も行われた模擬訓練=神戸市中央区の神戸ハーバーランドセンタービルで2021年5月20日午後3時34分、山本真也撮影

 前々回の連載「新型コロナワクチン 集団接種と診療所での接種」で述べたように、私は新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける場所として、小さな診療所・クリニックではなく、大規模会場を推薦しています。その最大の理由は「マンパワー」です。接種直後に予期せぬことが起こった時に必要なのは、充実した医療器具、薬剤、そして何よりも、知識と経験が豊富な十分な人数の医療者です。

 接種直後に生じ得る副作用(副反応)で最も注意しなければならないのは「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギーの重症型です。今回は、注射後に起こり得るアナフィラキシーについて整理してみましょう。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。