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マダニやシラミが媒介する感染症 回帰熱とは?

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 北米のロッキー山脈周辺や中南米、地中海、中央アジア、アフリカなど、世界各地でみられる回帰熱(かいきねつ)。マダニやシラミによって媒介される感染症の1つです。国内では北海道でマダニが媒介するタイプが確認されています。

潜伏期間を経て発熱と平熱を繰り返す

 症状は、マダニ・シラミにかまれてから12~16日の潜伏期間を経て、発熱(発熱期)と平熱(無熱期)を交互に繰り返す(3~7日周期)、頭痛、筋肉痛、光をまぶしく感じる、悪寒、結膜炎や黄疸(おうだん)などがあらわれます。無熱期には発汗や全身の倦怠感、低血圧、赤い皮疹がみられます。意識障害や昏睡、呼吸不全など、重い症状があらわれることもあります。

 原因は、「スピロヘータ科ボレリア」という細菌です。動物からヒトへの直接の感染や、ヒトからヒトへの感染はありません。日本では診断した医師が届け出る必要のある四類感染症に指定されています。

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