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自然に分解する心臓ペースメーカーを開発中

開発中のデバイスを心臓に留置した場合の想像図(ノースウェスタン大とジョージ・ワシントン大提供)
開発中のデバイスを心臓に留置した場合の想像図(ノースウェスタン大とジョージ・ワシントン大提供)

 心臓手術直後などの一時的な必要性にあわせて体内で機能した後、不要になる頃には自然に分解される心臓ペースメーカーの開発状況が報告された。米ノースウェスタン大学のJohn Rogers氏らの研究によるもので、詳細は「Nature Biotechnology」に6月28日に掲載された。

  現在はまだ動物の生体内およびヒトの心臓組織を用いた研究であり、開発の初期段階ではあるが、研究者らは「刺激的な成果があがっている」と述べている。将来的には、数日から数週間だけペースメーカーが必要な患者の治療のあり方が変わる可能性もあるという。

 ペースメーカーは、不整脈治療のために体内に留置するデバイスで、心臓の筋肉に電気的な刺激(パルス)を与えて、心臓の異常なリズムを修正して正常にする。以前から使われている、恒久的な使用を前提としたペースメーカーは、パルスを発生させる装置や電池、リードと呼ばれる導線、電極などで構成され、それらを体内に留置する。

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