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前立腺がん患者は肥満している方が長生き?

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 進行前立腺がんでは、肥満患者の方が標準体重や過体重の患者よりも生存率が高い可能性のあることが明らかになった。ヴィータ・サルーテ・サンラファエル大学(イタリア)のNicola Fossati氏らによるこの研究結果は、欧州泌尿器科学会(EAU 21、7月8・12日、オンライン開催)で報告された。

 肥満が、がんやさまざまな慢性疾患の発症と死亡のリスク因子であることは、多くの研究で指摘されている。その一方で、ある種のがん患者は、BMI<体格指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>が高い方が長生きする傾向にあるとする研究も、少数ながら存在する。こうした現象は「肥満パラドックス」と呼ばれている。

 今回Fossati氏らは、テストステロン(男性ホルモン)の分泌を抑えるホルモン療法が奏効せず、がんが進行する「転移性去勢抵抗性前立腺がん患者」にも、肥満パラドックスが当てはまるのかどうかを確かめることにした。

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